ゴールを確信できないのではなく、確信しないようにしているだけ

前回のブログ、ゴールを確信するその根拠は自分に求めるという話をしました

心からやりたいから、誰になんと言われようと、
どんな障害があっても絶対やり遂げる、
だから達成するまで諦めずチャレンジする、
続けるからいつか必ず達成する。

必ず達成するのだから、
自分の未来を信じて行動する、
その勇気を持つ。

それが大事というお話でした。

今回は別の視点から。

じつは、
ゴールに確信が持てないというよりは
あえて
確信を持たないようにしている。
確信を持ちたくない自分がいるのでは?

という視点です。

つまり
確信しないほうが自分にとって都合がいい
だったら確信しないほうがいいじゃん。
と無意識が思っている。
そういう可能性があるということ。

どういうことかと言うと
ゴールが設定できて、それに確信が持てると
やらない理由がなくなります。

ゴールに向かって邁進することになります。
それって理想的じゃないですか、と
思いますよね?

未来の自分にとっては、
これはとても望ましいことです。

ところが
今までの自分(現在の自分)にとっては
色々と都合が悪いことがあるのです。

たとえば
ゴールに一直線に邁進するとなれば、
・忙しくなるんじゃないか
・失敗するかもしれない
・周りに何と言われるか
・できない自分を見せるのは怖い
・評価されるかどうか分からない
・悪く噂されるのは聞くに堪えない…etc

いろんな不都合が出てきます。
こんな不都合が起きるかもしれないという
不安定な状況を無意識は嫌います。

そこで、無意識は
「じゃあ、そうならないようにするには
どうすればいいか?」
「どうすれば安定的な状態を保てるか」
ということを超クリエイティブに考えます。

その結果
「ゴールを確信しなきゃいいんだ」
「そのゴールって実はやりたくないんじゃない?」
とわざと思うように無意識が働くんです。

そうやって保険をかけて、
ゴールを確信しない言い訳を考え出します。

これをクリエイティブアヴォイダンス
=創造的回避といいます
これが保険をかけるメカニズム。

これはまさに現状維持しようとする本能
=ホメオスタシスの働きです。

保険をかけるのはなぜか?

「保険をかける」という心理の背後には
なんらかの不安や恐れが潜んでいます。
以下はゴールを確信するときに、
保険をかけたくなる原因5つです。

失敗への恐れ:
ゴールを達成できない場合のリスクを考慮し、
そのリスクから自分を守るための「保険」として
確信を持たないことを選ぶ

変化への恐れ:
ゴールを達成することでの生活の変化や
新しい責任に対する恐れや不安がある

完璧主義:
完璧でないと感じるゴールに対して
確信を持てない。
もしくは、完璧に自分の思ったように
進まないと嫌だという思いが強い

他者の期待:
他者からの期待やプレッシャーにより、
自分の真のゴールではないものを
ゴールに設定してしまい、
それに対しての確信が持てない

自己のアイデンティティ:
自分が誰であり、何を求めているのか、
という自己のアイデンティティが不明確
であるため、ゴールに対する確信が持てない

などです。

どれが当てはまりますか?

どれか一つというより、
複数当てはまる事もよくありますし、
これ以外の可能性もあります。

どういう不安や恐れが、
自分がゴールを確信することに
保険をかけさせているのか、
次のセッションまでに、
よくよく考えてみてください。

これらの不安や恐れは
悪いことではありません。
人の生存本能的な反応としては、
必要なものです。
ただ、それを全部真に受けて
望んでない影響を受けるのがよくない、
というだけです。

不安や恐怖は出てくるけど
ちゃんと自分でコントロールできる、
ということが重要で、
それが自分軸で生きていく上で
大切なポイントです。

そして、覚えておいてほしいのでずか、
そもそも、こういった
恐れや不安が一切出てこないようなゴールは、それはゴールではありません。

それは現状です。
現状のコンフォートゾーンの範囲内
ということ。
安心だし快適で、不安もない。
だから保険掛ける必要もない。

なので、「保険かけちゃってるのかも」
というのはいい反応です。
現状の外に出ようとチャレンジしている
ということですからね。

思わず保険かけたくなるくらい、
現状を揺らがせるチャレンジをしようと
しているオレすごい!ワタシすごい!と、
まずは自己評価上げてください。

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